開業前に知っておこう!なるほどジェネリック

(1)ジェネリック医薬品について

提供日本ジェネリック㈱ 平野 伸治氏 http://www.nihon-generic.co.jp/ コラム提供者のアイコン

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 2015年6月30日、国の中期的な経済運営に関する方針である「経済財政運営と改革の基本方針2015」(いわゆる骨太の方針2015)が閣議決定されました。その中では、現在のジェネリック医薬品の使用率約50%(数量ベース)を、「2017年央に70%以上とするとともに、2018年度から2020年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上とする」と掲げられおり、最近はジェネリック医薬品に関するニュースがたくさん報道されています。先生方の医療機関でも患者さまから「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」に関するご質問などが増えているのではないでしょうか。

 また、現在はDPC病院での包括点数部分でジェネリック医薬品の使用率をもとに「後発医薬品係数」が採用されておりますが、次回診療報酬改定では、出来高算定している病院や診療所等でもジェネリック医薬品の使用促進を目的とした診療報酬上の施策が想定されます。
このような状況から、今回よりジェネリック医薬品について開業後にもお役に立てるような情報をご紹介させていただきます。

 ジェネリック医薬品は、先発医薬品の再審査期間が終了し、特許が切れた後に他の製薬会社が開発・承認取得した医薬品で、先発医薬品と有効性・安全性が同等で安価であることが特徴です。多くの場合、ジェネリック医薬品の薬価は先発医薬品の半分以下になります。これは、開発費と開発期間に由来します。先発医薬品の開発費は数百億円かかると言われますが、ジェネリック医薬品は数億円で済みます。また、開発期間は先発医薬品が10~15年かかるのに対し、ジェネリック医薬品は3~5年です。そのため、安価にご提供できるのです。

 なお、ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ有効成分を同一量含み、同じ投与経路、効能・効果、用法・用量が原則同じ医薬品ですが、①形や大きさ ②色 ③味 ④添加物の種類・量が異なってもかまいません。例えば、一部のジェネリック医薬品には味を良くしたり、錠剤を小さくすることで飲みやすくしたもの等があり、これらのジェネリック医薬品へ変更したことで、おくすりを飲むことができるようになった患者さんもいます。

 このように、ジェネリック医薬品を上手に使うことで、患者さんへの治療の選択肢が広がるのではないでしょうか。

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