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医院開業コラム

(9)異なる仕事観を理解する

 スタッフへの働きかけ方については、どのクリニックの院長先生も日々頭を悩ませていらっしゃいます。もっと積極的に新しいことにも取り組んで欲しいのに指示をしないと動いてくれない、日々の業務で感じている問題点や課題があれば言って欲しいのに聞いても何も意見が出てこない、など。なぜなのか?どうしたらいいのか?というお声を多く伺います。

 そこで今回は、人々の「仕事観」について考えてみたいと思います。仕事観とは、個人個人の仕事に対する目的や意義、価値の置き方など、仕事に対する考え方を表します。同じ仕事であっても、人それぞれ仕事観が異なるため、疑心暗鬼になったり、衝突が起こったりしてしまうことがあるのです。

例えば、仕事上でよく衝突を起こすケースには下記のようなものがあります。

・「新しい挑戦が好き」 vs 「変化のない安定が好き」
・「仕事はスピードが命」vs 「仕事は正確さが大事」
・「物事を大きく捉える」 vs 「物事の細かいところが気になる」
・「強者が活躍 」vs 「弱者を保護」
・「実行する前にしっかり考える」 vs 「とにかくやってみる」

このような仕事観の違いによりイライラやもどかしさを感じることを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、このように文字で羅列されたものを客観的にみてみると、どちらの仕事観も正解不正解はないというのもお分かりいただけると思います。実際には、患者さんやその他のステークホルダーに対して置かれている状況や緊急度、重要度、担当者のスキルなど様々な要因に応じて、こうした仕事観にどう折り合いをつけていくかが重要で、そのように進めていくのが仕事、といえますね。

そのなかで、今回強調してお伝えしたいのは、自分と他人は仕事観が異なるかもしれない、異なって当たり前、と思っていただきたいということです。医師と、看護師、その他のコメディカル、事務職員ではこれまで経験してきたものやバックグラウンドが異なりますので、仕事観が大きく異なっても不思議ではないでしょう。もちろん同じ職種であっても、個人個人で経験してきた内容やお付き合いしてきた人々も異なるので、仕事観も人それぞれです。そのことを意識するだけでも、スタッフへの働きかけ方に工夫ができるのではないでしょうか。

また、仕事観は、年齢や経験によって変化していく傾向がありますので、これからお迎えするスタッフに対しても、院長先生の仕事観を日々様々なかたちでお伝えすることで、院長先生の仕事観に近づいてきていただくこともできるでしょう。そして、院長先生はじめ、スタッフ全員が積極的に互いの仕事観を理解しようと心がけることで、誤解や不要な衝突を起こさずスムーズなクリニック運営を行なっていくことができます。そのために、キーとなるのがコミュニケーションの活性化です。

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