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医者の年収を徹底解説! 年齢・科目別ランキングや収入アップの方法

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医者の年収を徹底解説! 年齢・科目別ランキングや収入アップの方法

医者は高度な知識とスキルが求められ、患者さまの命を預かる責任の大きさもあるので、他の職業と比べて年収が高くなっています。しかし、実際に勤務医として働くうちに「将来的に年収は上がるのか?」「開業や転職を考えるべきか?」など、収入に関して疑問や不安を感じる先生も多いのではないでしょうか。

この記事では、医者の平均年収を踏まえつつ、開業医と勤務医における年収の違いや項目別の年収ランキング、年収アップの方法について詳しく解説します。

 

医者の平均年収|手取りはどれくらい?

医師と電卓

厚生労働省の「令和4年賃金構造統計調査」によれば、医者全体の平均年収は1,428万8,900円となっています。男女別に分けた場合、男性が1,514万8,100円、女性が1,138万3,700円という結果です。

なお、こちらのデータは規模10人以上の医療機関が調査対象なので、主に病院で働いている医者の平均年収と考えられます(クリニックの平均従事者数は10人未満のため)。

また、年収は「総支給額」をもとに算出されるので、実際はここから税金・保険料が3割ほど差し引かれた分を「手取り」として受け取ることになります。例えば、年収が1,500万円の場合、手取りの目安は1,050万円ほどです。

1-1 医者の年収は高い?低い?

医者の年収が本当に高いかどうかは、他の職業と比較することで調査できます。「令和4年賃金構造統計調査」をもとに、平均年収の職業別ランキング上位をまとめました。

 

順位 職業 平均年収
1位 航空機操縦士 1,600万3,100円
2位 医者 1,428万8,900円
3位 大学教授(高専含む) 1,065万6,600円
4位 法務従事者 971万3,900円
5位 管理的職業従事者 862万7,200円

 

このように職業別ランキング2位という結果を踏まえると、医者の年収はトップクラスに高いといえるでしょう。

開業医と勤務医の平均年収の比較

医師 イメージ

厚生労働省が2021年11月に公表した「第23回医療経済実態調査」によれば、開業医の平均年収は2,729万円、勤務医の平均年収は1,467万円となっています。

この結果からわかるように、開業医の年収は勤務医と比べて2倍程度あるため、年収アップを目指すなら開業は有力な選択肢といえます。

2-1 診療科別・開業医の年収ランキング

「第23回医療経済実態調査」の結果に基づき、個人診療所の損益差額を主たる診療科別に表形式でまとめました。

 

順位 診療科 損益差額
1位 眼科 4,091万8,000円
2位 精神科 3,380万4,000円
3位 耳鼻咽喉科 3,318万8,000円
4位 整形外科 3,204万2,000円
5位 皮膚科 3,125万2,000円
6位 小児科 2,457万4,000円
7位 内科 2,455万円
8位 産婦人科 1,973万7,000円
9位 外科 1,178万4,000円

 

このように診療科が異なると、年収にも大きな差が生じます。

2-2 開業医は年収5,000万~1億目指せるのか?

先述の通り、開業医の平均年収は2,729万円です。その約2倍である年収5,000円を目指す場合、診療科が重要なファクターとなってきます。

診療科別・開業医の年収ランキングを見てもわかるように、眼科や精神科は利益率が高いため、以下のようなアプローチを実践すれば、年収5,000万円は十分狙える範囲です。

  • 集患対策に注力して来院患者数を増やす
  • クリニックの診療日数を増やす
  • 夜間診療や休日診療を行う
  • 手術や自費診療のメニューを導入して単価を上げる

また、クリニックを医療法人化すれば、本院以外にも分院やリハビリテーション施設などを展開できるようになります。経営規模をうまく拡大すれば、年収1億円も目指せるでしょう。

法人化のご相談も随時受け付けています。お問合せはこちらまで。

年齢別・医者の平均年収とキャリアパス

キャリアパス イメージ

「令和4年賃金構造統計調査」をもとに、年齢別の医者の平均年収についても表形式でまとめました。

 

年齢 平均年収
25~29歳 696万1,700円
30~34歳 9,69万1,700円
35~39歳 1,420万9,300円
40~44歳 1,474万5,600円
45~49歳 2,005万円
50~54歳 1,817万1,300円
55~59歳 1,881万6,800円
60~64歳 1,824万9,200円
65~69歳 1,846万4,200円
70歳~ 1,588万8,000円

 

今後のキャリアを考える際は、年代によって年収が変動することも頭に入れておきましょう。また、各年代の年収事情や働き方の特徴なども解説するので、引き続きお読みください。

3-1 20代

医者にとっての20代は、研修医や専攻医として医療現場で経験を積んだり、学位取得を目指して勉学に励んだりするために用意された、いわば準備期間です。そのため、平均年収も必然的に低くなってきます。

医学部を卒業できる年齢は最短でも24歳であり、そこから2年間は研修医として勤務します。研修期間終了後も医局に残って学位取得を目指すケースが大半ですが、新研修医制度がスタートした2004年以降、医局を離れて民間病院で働くケースも増えています。

3-2 30代

30代は一定の臨床経験を積み重ねていて、なおかつ体力・気力ともに十分みなぎっている働き盛りです。男女ともに年収が1,000万円を超える場合もあるもあるため、医者=高年収というイメージを強く実感できるでしょう。

さらに、将来性もあって融資を受けやすい時期なので、開業を考えるタイミングとしても適切といえます。

また、専門医資格の活用やワークライフバランスを理由に、転職を考える医者もよく見受けられます。30代の医者は即戦力として期待できるため、転職市場でも重宝される存在です。

3-3 40代

勤務医の場合、40代は責任ある立場に就く年代です。より多くの臨床経験を積み重ねているうえ、スキルや専門性が向上しているので、年収もさらにアップします。

その一方、40代はある程度の自己資金を準備でき、なおかつ開業時の借入金の返済にも十分な期間をとれるため、開業の適齢期です。実際、開業医として働いている医者の多くは、40歳前後でクリニックを立ち上げています。

また、優れたスキルや実績があれば、今より好待遇の職場に転職することも可能です。

3-4 50代

50代の勤務医は臨床経験豊富なベテランなので、おおむね何らかの役職に就いています。さらに、50歳前後は年収が最も高くなる年代であり、2,000万円のラインを超える可能性もあるピーク期です。

一方、年齢や体力を考慮すれば、勤務医として働き続けるか、あるいは開業医として新たな一歩を踏み出すか、今後のキャリアを選択できる最後のタイミングといえます。

ただし、近年の医療業界は人手不足が続いているため、スキルや実績次第では転職も可能でしょう。

3-5 60代

60代にもなると体力・気力は低下するので、勤務時間が短くなったり、当直やオンコール対応がなくなったりします。そのため、年収の下降は避けられないでしょう。また、勤務医として働いている場合、定年を迎える年代です。民間病院なら定年制度を廃止しているケースもありますが、基本的に役職はなくなってしまうので、やはり年収は下がってしまいます。

一方、開業医はそもそも定年制度がなく、自分で働き方をコントロールできるため、60代以降も高年収を実現しやすいでしょう。

都道府県別・医者の年収ランキング|都市部と地方の違い

病院 イメージ

 

順位 都道府県名 年収
1位 千葉 2,128万8,100円
2位 熊本 1,756万7,600円
3位 静岡 1,738万4,800円
4位 大阪 1,578万5,000円
5位 新潟 1,534万3,900円
6位 兵庫 1,528万8,200円
7位 埼玉 1,520万4,300円
8位 愛知 1,465万2,800円
9位 広島 1,353万9,300円
10位 京都 1,326万1,800円
11位 北海道 1,324万5,200円
12位 宮城 1,290万5,800円
13位 東京 1,248万1,700円
14位 神奈川 1,208万6,900円
15位 岡山 1,196万700円
16位 福岡 1,094万1,300円

 

このように都市部だから年収が高い、地方都市だから年収が低いとは限らないことも把握しておきましょう。

開設者別・医者の年収ランキング|大学病院と民間病院の差は?

医療機関と一口にいっても種類はさまざまですが、経営主体は年収に影響を与える要因です。「第23回医療経済実態調査」をもとに、医者および院長の年収を開設者別に分けて表形式でまとめました。

 

順位 分類 医師の平均年収 病院長の平均年収
1位 その他(公益法人、学校法人など) 1,535万円 2,373万円
2位 医療法人(民間病院など) 1,506万円 3,110万円
3位 公立(県立病院、市立病院など) 1,472万円 2,153万円
4位 社会保険関係法人(健康保険組合、共済組合など) 1,427万円 1,962万円
5位 公的(厚生連、済生会など) 1,384万円 2,241万円
6位 国立(国立病院機構、国立大学法人など) 1,323万円 1,876万円
7位 診療所(入院診療収益ありも含む) 1,078万円 2,729万円

医者が年収をアップさせる方法

医者が年収をアップさせる方法としては、以下の4つが挙げられます。

  • 開業する
  • 転職する
  • アルバイトする
  • フリーランスになる

年収アップ以外のメリット・デメリットも含めて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

6-1 開業する

自分でクリニックを開業すれば、先述したように年収は勤務医時代より2倍近くアップすることが期待できます。診療科や事業展開によりますが、年収5,000万~1億円クラスに到達することも不可能ではありません。

また、開業医として働く場合、自分が理想とする医療を追求したり、柔軟な働き方を実現したりできることもメリットです。

一方、経営者としての仕事が増える、給与支払いや設備投資の費用がかかるなど、いくつかデメリットもあるので注意しましょう。

6-2 転職する

一般的な会社員と同じく、医者の年収も職場によって大きく変動します。そのため、平均年収が高い民間病院や医者が不足している地域の医療機関などに転職することも、年収アップを実現できる方法です。

また、クリニックの開業やフリーランスへの転向に比べると低リスクなので、選択肢として検討・実行しやすいことも転職のメリットといえます。

ただし、自分と合わない職場に転職してしまうリスクもあるので、事前の情報収集は欠かせません。

6-3 アルバイトする

本業以外の時間を使ってアルバイトすることでも、年収アップを実現できます。実際、大学病院などで働いている医者は、アルバイトで収入を補っているケースも少なくありません。

さらに、年収アップだけではなく、仕事を通じて多様な経験を積めることもアルバイトのメリットです。

しかし、アルバイトすると当然ながら労働時間が長くなるので、健康管理には注意する必要があります。また、公的機関で働く公務員医師の場合、副業は禁止されている点にも要注意です。

6-4 フリーランスになる

近年は働き方改革の影響もあり、フリーランスに転向する医者が増加しています。決まった時間帯に働く定期非常勤、常勤者の代理で入るスポットバイトなど、自由に仕事を選べることが最大のメリットです。

さらに、高時給・高日給の仕事をうまく獲得すれば、勤務医より高い年収を実現できるようになります。

ただし、フリーランスは特定の職場に所属しない性質上、収入やキャリアがどうしても不安定になりがちです。十分な実績がなければ、仕事を得ることは困難でしょう。

医者の仕事が割に合わないといわれる理由

医者の年収が高いことは公的なデータでも証明されていますが、一方で「医者の仕事が割に合わない」という意見も見受けられます。

このような意見が出てくる理由は2つありますが、それぞれ医者の実情に迫る内容です。

7-1 仕事の負担が大きい

医者の仕事は患者さまの命を預かる性質上、とにかく責任重大です。自分や部下のミスによって、取り返しがつかない事態に発展する可能性もあります。

また、入院患者さまが多い病院勤務医の場合、当直やオンコール対応を担当しなければならないこともあり、いつも激務になりがちです。命に対する責任もあいまって、心身に大きな負担がかかりますが、その対価として給与水準が高めに設定されています。

開業や転職を検討する際は、年収に加えて業務量やワークライフバランスも考慮しましょう。

7-2 年収1,000万円台だと意外と余裕がない

医者の平均年収が他の職業より高いことは事実ですが、年収1,000万円を超えると税金も高くなってしまうため、手取りは思ったより少なくなりがちです。保険料も加えると3割ほど差し引かれるので、仮に年収が1,000万円なら手取りは700万円になります。実際に受け取る手取りの金額に不安を感じ、アルバイトで収入を補っているケースも少なくありません。

一方、年収1,000万円に安心して出費がかさみ、あまり貯蓄できていないというケースもよく見受けられます。

 

年収2,000万円以上を目指すならクリニック開業を検討しよう

医者の仕事は高度なスキルが必要であり、なおかつ大きな責任を伴いますが、その分だけ年収も高くなっています。勤務医でも年収1,000万円以上を実現できますが、差し引かれる税金やライフプランを踏まえると、できれば年収2,000万円を目指したいところです。

大幅な年収アップと自分のやりたい医療を同時に実現させるためには、開業医になることが最適解といえます。ただし、クリニックの開業には準備が必要なので、実績豊富な開業コンサルタントに相談しながら進めることをおすすめします。

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