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医院開業コラム

これからのクリニック経営

医療モール開業が失敗する理由とは? 経営を成功させるポイント

成功する医院開業への道

医療モール開業が失敗する理由とは? 経営を成功させるポイント

医療モールとは、一か所に複数のクリニックが集まって形成される施設です。集患や利便性に関して多くのメリットがあるので、医療モールでの開業を検討されている先生も多いのではないでしょうか。しかし、開業・経営に失敗したというケースも少なくないため、まずは十分な知識・情報を押さえたいところです。

この記事では、医療モールのメリット・デメリットを踏まえつつ、医療モール開業を成功させるポイントや実際の成功事例について解説します。

医療モールのメリット

看護師 イメージ

医療モールで開業すると、以下のようなメリットを享受できます。

  • 集患に有利
  • 経営の見通しを立てやすい
  • 医院間で患者さまを紹介しやすい
  • 調剤薬局へのアクセスが良い
  • クリニックに適した仕様が備わっている

それぞれ概要をまとめました。

1-1 集患に有利

基本的に医療モールはショッピングモールや駅前のビル、商店街の一画の建物など、アクセスの良い場所に作られることが多いため、他の開業形態と比べて集患に有利です。さまざまなクリニックが集まる地域医療のランドマークとして、地域住民からの認知度が高まりやすいので、開業当初から多くの患者さまの来院が見込めます。

さらに、医療モールで開業した場合、医療モール全体として広告を打ったり、看板を出したりして宣伝できるケースがあるため広告コストを抑えられ、集患しやすくなる効果を期待できます。

また、医療モールのオープン前に入居すれば、他のクリニックとともに内覧会を開いてアピールできるので、スタートダッシュを成功させやすい点でも有利といえるでしょう。

1-2 経営の見通しを立てやすい

医療モールは、開発事業者がきちんと調査したうえで集患の可能そうな場所に建てているため、来院患者数を予測しつつ計画を立てやすいことがメリットです。開業後の経営状況をイメージしやすい分、リスクを抑えることができます。

さらに、クリニックの入居を前提に建築されているので追加工事が不要、医療モール全体として広告や看板を出すことで広告費を低減できる可能性があるなど、初期費用を抑えやすい点もメリットです。資金調達の負担を軽減できるだけではなく、初期費用を抑えることで開業のハードルも下がります。

また、医療モールで開業する場合、医療モール企画元のコンサルタントからアドバイスを受けることが可能です。事業計画や資金計画、集患対策などを考える際に役立つでしょう。

1-3 医院間で患者さまを紹介しやすい

医療モールには自院以外にもさまざまな診療科のクリニックが入居しているので、相互に連携を取り合うことができます。自院の専門外の患者さまが来たら同モール内の他院を紹介する、逆に他院から自院が専門とする患者さまを紹介してもらうなど、他科との連携が求められる治療にも対応しやすいでしょう。

1-4 調剤薬局へのアクセスが良い

一般的な医療モールでは、敷地内に調剤薬局も入っています。そのため、院外処方を選択する場合でも、調剤薬局を自分で誘致する必要がありません。

そして、調剤薬局がクリニックと至近にあることは、患者さまにとっても利便性が高くなります。院外処方の場合、薬を受け取るまでに2軒立ち寄る必要がありますが、医療モールなら同じ敷地内を移動するだけで済むため、手間を軽減できることは特筆すべきポイントです。

また、処方箋を発行する方が診療点数が高い、ジェネリック医薬品も含めて薬のバリエーションが豊富など、院外処方は他にも有益なメリットがあります。医療モールならアクセス面のデメリットを抑えつつ、魅力的なメリットを享受できるのです。

1-5 クリニックに適した仕様が備わっている

医療モールでテナントに入居するパターンの場合、電力容量や給排水設備などクリニックに必要な設備が最初から整っていることがほとんどです。さらに、看板・駐車場・トイレ・待合室といった設備も共有できるケースもあるため、その場合には初期費用や賃料を抑えられるでしょう。

一からクリニックを建てるとなると、基本的に設備はすべて自分で手配しなければなりません。設備投資だけでかなりの費用がかかってくるので、資金面の負担が大きくなることはもちろん、工事にも長期間を要しますが、医療モールならそれらを軽減できます。

また、広い駐車場を確保しやすいので患者さんが車で来院しやすい、共有トイレならトイレ掃除を業者に任せられるなど、運営上の利便性の面でもメリットがあります。

医療モールのデメリット|失敗するケースは?

クリニック イメージ

医療モールにおけるデメリットの概要と関連する失敗事例をまとめました。

  • 医療モールの制約を受ける
    クリニックの設備や診療時間などに関するルールがある場合、そのルールに縛られて、思うような医療・経営を実現できない
  • 人間関係に悩まされやすい
    他院の医師と気が合わずうまくコミュニケーションがとれなかった場合、患者さまの紹介や情報共有といった連携も難しくなる

医療モール自体の評判に左右されやすい
同モール内に評判の悪いクリニックや調剤薬局が一つでもあると、医療モール自体の評判も低下するので、集患に悪影響をもたらす

医療モール開業を成功させるポイント

医療モール イメージ

医療モール開業を成功させるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 立地条件を慎重に検討する
  • 医療モールの方針や他の入居クリニックとの相性を確認する
  • 綿密な事業計画を立てる
  • 患者さま満足度の高いクリニックを目指す

各ポイントの概要を詳しく解説します。

3-1 立地条件を慎重に検討する

クリニックを開業するにあたって、立地条件は最重要ポイントといっても過言ではありません。立地条件が悪いと、それだけで集患しにくくなるので、経営を軌道に乗せることも難しくなります。

医療モールの多くは立地条件が良好ですが、集患しやすい立地に建っていたとしても、それが自院にとって最適とは限りません。診療コンセプトやターゲットとなる患者層と合致しているかどうかきちんと調査したうえで、開業形態・開業場所を決める必要があります。

医療モールの立地条件を調べる際は、診療圏分析や現地調査を行うだけではなく、その医療モールで実際に開業している医師から直接話を聞いてみるのも一案です。経験者だからこそわかる、リアルな情報を入手できる可能性があります。

3-2 医療モールの方針や他の入居クリニックとの相性を確認する

医療モールによっては、建物の設計・設備やクリニックの診療時間、契約する業者などに関してルールが定められているため、あらかじめ確認しておくことが大切です。さらに、医療モールの運営元についても実績や評判、信頼性をきちんと確認する必要があります。運営元によっては「テナントが埋まらない」といった理由から、当初の計画と異なる誘致をするケースもあるためです。

また、すでに入居しているクリニック、これから入居してくることが想定されるクリニックの特徴も把握しておきましょう。

3-3 綿密な事業計画を立てる

医療モール開業には多くのメリットがありますが、安定した経営を続けるためには、開業前からきちんと事業計画を立てておくことが大切です。クリニックの診療コンセプトや経営理念に沿って、事業内容・財務計画・従業員雇用・クリニックの強みなどをまとめる必要があります。

事業計画はクリニック経営の方向性を定めるだけではなく、金融機関から融資を受ける際に書面で提出しなければならないものです。そのため、時間をかけて綿密に作成しましょう。

3-4 患者さま満足度の高いクリニックを目指す

クリニックの評判は提供する医療技術だけでなく、患者さまへの対応やコミュニケーションの質によって左右されます。そのため、医師自身はもちろん、スタッフの接客スキルやコミュニケーション能力も重要です。患者さま満足度の高いクリニックを目指すためには、能力や適性をしっかり見極めてスタッフを採用しつつ、クリニック開院後は診療コンセプトや経営理念を明確にして明文化・共有する必要があります。

また、人の入れ替わりが激しいと対応の質も低下するため、スタッフの定着率を高めることも大切です。福利厚生や職場環境を整えるだけではなく、スタッフ一人ひとりの不満や要望にも耳を傾けましょう。働きやすいクリニックを作ることも、患者さま満足度の向上につながります。

医療モールの種類

クリニック 内装

医療モールは大きく分けると、以下の3種類があります。

  • 複合商業施設内の医療モール
  • 医療ビレッジ
  • クリニック専用ビル

いずれも一ヶ所に複数のクリニックが集まっている点は同じですが、立地条件や施設の設計などに違いがあるので、基礎知識として押さえておきましょう。

4-1 複合商業施設内の医療モール

ショッピングモールや駅ビルといった商業施設の一角に併設して、複数のクリニックがテナント入居するパターンです。商業施設のすぐ近くで開業することもあり、患者さまは買い物ついでに来院しやすいので、利便性に優れています。また、商業施設はその地域のランドマーク的な存在であり、地域住民からの認知度が高いため、そこで開業したクリニックが認知されやすいこともメリットです。利便性の高さもあいまって、効率的に集患しやすいでしょう。

4-2 医療ビレッジ

「医療ビレッジ」は特定の敷地内に戸建てのクリニックが集まって、文字通りビレッジ(村)のような構造を成すタイプです。集患を促すため、駐車場を共有にするケースが多く見受けられます。

比較的スペースに余裕が出やすいうえ、独立性のある戸建てを建てるため、テナント入居型に比べてクリニックの設計自由度が高いことが最大のメリットです。診療コンセプトに合わせた設計、統一感を持たせたデザインなど、自分の理想を反映しやすくなっています。

4-3 クリニック専用ビル

クリニック専用ビルは複数のクリニック、または調剤薬局のみテナント入居する比較的シンプルなタイプです。医療機関が入居することを前提にビルが建てられており、テナントの仕様もクリニック向けに設計されているので、医師の目線から見て使いやすい施設となっています。

また、医療ビルの多くがバリアフリー化を行っていることも特徴です。エレベーターやスロープを完備していることが多いので、杖や車いすを使う患者さまにとっても利便性が高くなっています。

医療モール開業をご検討なら日本調剤にご相談ください

医療モールでクリニックを開業した場合、アクセスが良く集患しやすい、他のクリニックと相互に連携できるといったメリットを享受できます。一方、医療モールの制約や人間関係に関するデメリットがあり、それが原因で経営が思うようにいかないケースもあるため、あらかじめ注意が必要です。

「どの開業形態を選択すべきか迷う」「医療モール開業で失敗しないか不安」という場合、自分で情報収集を行うだけではなく、専門のコンサルタントに相談することをおすすめします。

日本調剤は医療モール開設実績が豊富であり、立地や資金の希望に合わせて優良物件を紹介可能です。さらに、開業を成功に導くコンサルティングも無料で行っており、内覧会の実施や施設運営側・他クリニックとの調整など、開業後のサポートも提供しています。

 

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