医院開業コラム
眼科の開業を成功させるには、以下のポイントを意識する必要があります。
それぞれの項目を参考に、具体的な開業イメージをつけてみましょう。
(1)住宅地を中心としたエリアを選ぶ
住宅地を中心としたエリアを開業場所として選ぶことが、成功を近づけるひとつのポイントのひとつとなります。眼科を営業する場合には、広い年齢層に向けて存在をアピールすることが重要となります。なるべくファミリー層や高齢者が多い住宅地に開業することで、ターゲットを限定することなく幅広い人たちを病院に迎えられるでしょう。
特に目に関するさまざまな悩みを抱える中年から高齢者が多い地域では、眼科の需要は高まります。事前に地域の年齢分布を調査して、その土地に開業することでどの年代が一番多く利用してくれるかをシミュレーションしてみましょう。
(2)バリアフリーを意識して設計を行う
高齢者や車椅子を使う人が利用することを意識して、バリアフリーの設計を進めることもコツです。
たとえば車椅子でも問題なく移動できるように動線を確保したり、足元を平坦にしてつまずきづらくしたりといった工夫が必要となります。利用者がストレスなく来院できるように、バリアフリー設計は重視しましょう。
他にもプライバシーを尊重した個室の診療室などを設計して、利用者が使いやすい形を目指すことえおすすめいたします。
(3)眼鏡店と連携してターゲット層を拡大する
眼鏡やコンタクトレンズを作る人たちもターゲットにできるように、眼鏡店の近くに出店したり、地元の眼鏡店と連携したりすることも成功のコツです。眼鏡を作る前に改めて眼科で診てもらおうと考える人たちも大事な患者になります。開業の際には眼鏡屋の有無もひとつの基準にしてみましょう。
どの科目のクリニックも同じですが、開業して終わりではなく、その後も長く継続して運営することが重要となります。開業を検討する時点で上記のポイントを把握して、継続しやすい環境を整えることが必要です。今回ご紹介した眼科開業を成功させるポイントをぜひ参考にしてみてください。
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