税理士によるクリニック開業お役立ちコラム

(4)給料・昇給

提供米山靖之税理士事務所 税理士 米山靖之氏 コラム提供者のアイコン

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今回はスタッフの給与についてお話しいたします。
開業後、経営が軌道に乗ってくれば、資金面での問題は少なくなってきます。
しかし、人事問題はクリニックの経営を続ける限り絶えないものです。
特に給与・昇給は熟慮する必要があります。

採用時の給与額の決定について

もしスタッフを採用するにあたって、給与額が見当もつかないという状態でしたら、新聞折り込みやネットの募集媒体に出ている金額を参考にすると良いでしょう。
職種・地域の相場が分かります。スタッフの募集には広告会社の力を借りることになるでしょうから、そちらにあるデータも参考にしましょう。
私は、職種・地域相場よりほんの少しで良いので高めの額を設定することをおすすめしています。新規開業クリニックは既存のクリニックより応募が多い傾向にあります。これはスタッフ全員が初顔合わせなので、溶け込みやすいと考えるためです。良い人材を抑えるチャンスだからこそ、高めの給与設定をおすすめするというわけです。

昇給について

昇給月・昇給額はあらかじめ決めておくとよいでしょう。例えば、「毎年4月、看護師は3,000円、事務は2,000円の昇給あり」という設定です。よくやってくれる人、さぼりがちな人に対する評価差は賞与で付けるとよいかと思います。

昇給のピッチは、1~3年目、4~10年目、11年目以降で差を設けているクリニックが多いです。最初は給与が安いので多目に、ある程度給与額が上がってきたらゆるやかに、といったかんじです。

(例)
看護師:1~3年 5,000円  4~10年 3,000円  11年以降 2,000円
事務: 1~3年 3,000円  4~10年 2,000円  11年以降 1,000円

もちろん、スタッフの定着率は給与だけでは決まりません。
院長の人柄、職場の雰囲気、人間関係等、様々な要素によってスタッフ満足度は変わってきます。積極的にスタッフとコミュニケーションを図り、退職リスクを回避してください。
昇給時はコミュニケーションを図るチャンスです。いつもより少し長めの面談を行ってください。

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