選ばれるクリニックになるためのサイン(看板)

(3)デザインから見るクリニックのサインについて

提供カン・グローバル 太田 和男氏 https://www.kan-global.com/ コラム提供者のアイコン

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今回は、デザインの面から見た、クリニックのサイン等についてお話しします。

 一昔前に比べると近年は、おしゃれでカッコ良いクリニックや薬局等が
増えたと思いませんか。以前は、ロゴマークは、ある方が少ないくらいではなかったでしょうか。
 以前の医院や病院といえば、四角い白地の看板に、角ゴシックか丸ゴシックの黒文字で院名のみ。外装はごく一般的な外壁に、看板だけ。院内の内装は、白で清潔感を第一に、白いカバーとシーツ。簡潔でシンプルな文字のみの情報。といったイメージでしょうか。

 いま街を見回すと、その様なクリニックは見当たらなくなりました。新しく開業される中には、カフェやセレクトショップを思わせるような雰囲気のクリニックや薬局もあります。看板の色使いはもちろん書体だって自由なのです。内装も外装も、木目調やナチュラル系、都会的などさまざまな工夫ができます。素材や技術の進化もあり、看板・サインや内外装も、多種多様になり、自由度が広がりました。しかしなによりも、患者さまをはじめ、街の人々の見る目が肥え、一様にセンスや感度が上がってきたことが、街並みを変えた大きな理由だと思います。

 買い物をするとき、食事をするとき、店に入るとき、わたしたちは何を見て選ぶでしょうか。入りやすさや雰囲気がそのひとつに入るなら、それはクリニックも同じかもしれません。医療機関や薬局であることがわからないほどでは困りますが、来院のしやすさや、患者さまの層に向けてのアプローチは、クリニックの外観からでもできるということです。日頃から、こういった視点からいろんなものを見て、良いものや自分の好み、理想をあたためておくとよいかもしれません。

 開業や改装にあたって「なんでもいい」「プロに任せる」「価格重視」とおっしゃる先生も少なくありませんが、その意義や想いを込めるまたとない機会でもあります。最終的に工事に至るまでには、さまざまな条件でご希望の形が変わるかもしれませんが、理想のクリニックを目指して、まずは業者やプロに相談されることをおすすめします。
 具体的な素材や形状の指定は難しくても、イメージや雰囲気をお伝えいただければ、なるべく添うような形をご提案いたします。図面や事例を目にすることで、先生のイメージも徐々に固まり、現実化していくことでしょう。
 日頃からお忙しい先生方には、本業以外に目を向けることや、お時間を割くことは、どうしても難しい場合があると思います。しかし、いざ開業の機会が到来しても、急にアイデアは浮かびにくいものです。コンセプト等があれば、具現化への近道になります。その想い、どうぞわたしどもにお伝えください。

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