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医院開業コラム

(4)ブランディングの具体的な手法

今回は、「ブランディングの具体的な手法」をお伝えいたします。

一般的なブランディングの手法としては、一目でそのブランドだと分かりやすいように、印象的なロゴマークを作ったり、ブランドカラーを決めて広告したりする方法があります。こうして多くの目に触れさせることによって認知を広げ、ブランドを確固たるものにしていきます。

では、医療機関のブランディングも同じように進められるのでしょうか?

例えばA病院をブランディングするとき、テーマカラーやロゴを決めてそれを徹底的に周知していけば集患や採用が成功するのでしょうか?

確かにある程度効果は期待できるかもしれません。しかし、医療機関の場合はそれだけでは不十分です。なぜなら、ロゴが美しくテーマカラーが鮮やかだったとしても、
「自分が希望する治療を受けられる病院なのか」
「働きやすい職場なのか」
など、情報を必要としている人にとって、本来重要な情報が、一切分からないからです。医療機関のブランディングにとって必要不可欠なのは「情報の収集、情報の創生、情報の発信」と考えています。

さて、「情報の収集、情報の創生、情報の発信」とは何か、具体的にひも解いていきましょう。

そもそも、情報を取り扱う為には、「目的」が必須です。「目的」が無いと何のためにその情報を取り扱うのかがわからなくなるためです。医療機関での主な目的は「求人」・「集患」が主ですが、実はもう少し具体的に考えることが必要となります。

「求人」であれば、医師なのか、看護師なのか、コメディカルなのか、事務系なのか。集患であれば、対象が、喘息の患者さんなのか、糖尿病の患者さんなのか、生活習慣病全般なのか、リウマチの患者さんなのか、婦人科の患者さんなのか、など、より具体的に目標を達成したい部分を
明確化することがとても重要です。その目的に対して、情報の収集・創生・発信を行っていきます。

次に、目的が決まったら情報の収集です。例えば、求人の情報を収集したいのであれば、院長や教授をはじめとした経営層から、入職したばかりの新人の方まで、色々な層にお話を聞いていきます。その内容は、そのままインタビューの記事になるので、募集したい求人のニーズに合わせてインタビューする方を決めていきます。インタビューする際は、一方向だけでなく、多方向から情報を収集する事で色々な特徴や問題点などが出てきます。

・組織をどのようにしていきたいか
・特徴と思われる診療科目、治療法など
・医療機関の強み
・入職を決めた理由
・地域の医療機関としての立ち位置
・資格やキャリアアップについて
・医療機関自身がどうなっていってほしいか
・人間関係について
など、その中から、強み、特徴を抽出して、ブランディングの要素にしていきます。ちなみに、色々な方にお話を聞くと、共通の【言葉】が出てきます。例えば、「上下関係が無く、アットホーム」「ナースコールが鳴らない看護」など、共通の言葉が出てきたら、それが、その医療機関の特徴となります。

情報の収集ができたら次は、情報の創生です。
実は情報の創生が最も難しく、時間と労力がかかります。集めた情報を目的やターゲットまでの道筋に沿って、必要な情報を組み立てていきます。写真、動画、文章などを組み合わせて表現していき、Webサイトに落とし込んでいきます。

Webサイトに落とし込む際に、情報の優劣をつける必要があります。特に、医療機関に関しては、情報の整理を行わず、足すことだけを行っており、引くことができません。情報の濃淡をつけて、引くことが出来れば、情報にメリハリがつき、訴えたい方に対して届けたい情報を届けることが出来るようになります。

情報の創生が出来たら、情報の発信です。 情報の発信とは、情報をWebサイトに落とし込んで、SEOや広告を出す事のみを指しているわけではありません。情報の発信とは、ターゲットに対して実際にどのように伝え、理解して頂くかを考えていきます。
主には求人を主体に考えることが多いのですが、例えば、看護師の求人をしていきたいと思った際に、皆さんはどの様に求人を行っていますか?求人媒体に広告を出して、看護専門学校や大学に営業をかけ、求人フェアに行き、パンフレットを配り、Webサイトで広告し、病院説明会を行い…、など多々、努力されながら求人活動を行っているかと思いますが、これらが全て情報の発信場所となります。
情報が創生され、創られたキャッチコピーや写真、動画、パンフレット、Webサイト、説明会のスライドの内容など全てが統一された内容であれば、どなたが話しても同じ内容をお話することができます。

これらが情報の収集、創生、発信であり、これらの流れが、きちんとできれば、ブランディングをすることができると考えています。

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