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オンライン診療システムの選び方「機能比較・費用・導入ポイントを徹底解説」

オンライン診療システムの選び方「機能比較・費用・導入ポイントを徹底解説」

近年、オンライン診療は一部の先進的な医療機関だけの取り組みではなく、一般の診療所にとっても現実的な選択肢として注目されています。高齢化による通院負担の増加や医療アクセスの地域差、感染症対策への意識の高まりに加え、制度整備や患者さまの受診行動の変化が、その背景にあります。

一方で、「本当に自院に必要なのか」「対面診療とどう使い分けるべきか」「どのシステムを選べば運用が回るのか」といった疑問や不安を抱える先生も多いのではないでしょうか。オンライン診療は単なるビデオ通話ではなく、予約・問診・会計・カルテ連携までを含めた診療体制全体の設計が求められます。

本記事では、オンライン診療が注目されている理由から、メリットと注意点、システム選定時に押さえるべき評価ポイント、主要サービスの特徴までを整理しました。これから導入を検討する先生が、自院の診療方針や患者層に合った形を判断できるよう、実務目線で解説します。

目次

オンライン診療が注目されている理由

オンライン診療が注目されている背景には、患者さま側の通院負担の増加や利便性を重視する傾向に加え、医療機関の運用効率化や制度面での後押しがあります。

これらは単独の要因ではなく、社会構造・医療提供体制・政策の変化が重なった結果といえます。主な理由を整理すると、以下のとおりです。

視点 背景・理由
社会構造の変化 高齢化の進行により、定期的な通院が負担となる患者さま(高齢者・慢性疾患患者など)が増加している
医療アクセス格差 都市部と地方で医療資源の偏在が続いており、医療過疎地域では通院距離や移動時間が診療継続の障壁になっている
制度・環境の変化 新型コロナ禍を契機に初診のオンライン診療が時限的に解禁され、利用経験と受容度が一気に高まった
患者さまのニーズ 待ち時間削減・移動不要・仕事や育児との両立など、受診における利便性が重視されるようになっている
医療機関側のメリット 院内混雑の回避、感染症対策、予約・会計業務の効率化など、運用面のメリットが明確になっている
診療領域の広がり 慢性疾患フォロー、睡眠時無呼吸症候群、AGA・ピル、メンタルヘルスなど、オンラインと相性のよい領域が拡大している
医療DX政策 厚生労働省が医療DX推進の柱としてオンライン診療を位置づけ、ガイドライン整備や診療報酬上の整理が進んでいる

オンライン診療のメリットと注意点

オンライン診療は、患者さまの利便性向上や医療機関の業務効率化に役立つ一方、対面診療にはない制約もあります。導入を検討する際は、メリットだけでなく注意点も踏まえ、自院の診療内容や患者層に合った活用方法を考えることが重要です。

オンライン診療のメリット

オンライン診療では、患者さまが自宅や職場から受診できるため、通院にかかる移動時間や待ち時間、付き添いの負担を減らすことができます。受診のハードルが下がることで、これまで通院が難しかった遠方在住者や、足腰の弱い高齢者にも医療を届けやすくなります。

また、引っ越しや仕事の都合などで通院が途切れがちな患者さまにも対応しやすく、治療の継続や再診率の向上が期待できます。地域を問わず診療できる点は、診療圏の拡大や新規患者層の獲得といった集患面でのメリットにもつながります。

医療機関側では、受付や会計、待合対応の負担が軽減され、スタッフの業務効率化が図れます。来院患者数を調整することで院内混雑を避けやすくなり、感染症対策としても有効です。さらに、オンライン決済を導入すれば、診療費の未収金リスクを抑えやすくなります。

オンライン診療の注意点

一方で、オンライン診療では触診や聴診、採血、レントゲン検査などが行えず、得られる情報には限界があります。そのため、診断精度には一定の制約があり、急性腹症や胸痛、呼吸困難など、オンライン診療に適さない症状も存在します。こうした場合には、速やかに対面診療へ切り替える判断が求められます。

また、通信トラブルや周囲の騒音により、診察が中断・中止となるリスクもあります。高齢者やITに不慣れな患者さまでは、機器操作やアプリ利用が負担となり、利用が広がりにくいケースも考えられます。加えて、初診は原則として対面診療やかかりつけ医での対応が求められるため、オンライン診療だけで完結する診療設計にはならない点に注意が必要です。

収支面では、オンライン診療の診療報酬が対面診療より低めに設定されていることから、システム導入や維持にかかるコストとのバランスを踏まえた検討が欠かせません。さらに、個人情報や診療情報を扱う以上、通信の暗号化やアクセス権管理などのセキュリティ対策に加え、厚生労働省の指針や施設基準、研修受講といった法令・ガイドラインを遵守した運用が前提となります。

オンライン診療システムの選び方

オンライン診療システムを選定する際に重要なのは、単なるビデオ通話ツールとして捉えないことです。オンライン診療は、予約受付から問診、診察、会計、カルテ入力までを一体で支える「診療インフラ」の一部になります。

そのため、機能の多さだけで比較するのではなく、電子カルテとの連携や業務効率化、患者さまの利便性、安全性まで含めた費用対効果で評価する視点が欠かせません。

ビデオ通話の品質/安定性

ビデオ通話の音声や映像が安定しているかどうかは、診療の質と患者さまの満足度を左右する基本要件です。遅延や途切れが頻発すると、診察が中断されるだけでなく、医師・患者さま双方のストレスにもつながります。

ブラウザ型・アプリ型のいずれであっても、診療中に回線が切れた場合の再接続方法や代替手段が用意されているかは必ず確認しておきましょう。また、在宅環境やモバイル回線など、患者さま側の通信環境が不安定なケースを想定した設計かどうかも重要な評価ポイントです。

予約管理・Web問診・決済機能

対面診療とオンライン診療の予約枠を一元管理できるかどうかは、日々の運用効率に直結します。予約管理が分かれていると、ダブルブッキングやスタッフの確認作業が増え、現場負担が大きくなります。

Web問診では、症状に応じた質問分岐やテンプレートを活用できるかを確認しましょう。診療前に情報を整理できれば、診察時間の短縮や判断精度の向上につながります。

さらに、クレジットカードなどのオンライン決済に対応していれば、会計業務を簡素化でき、診療費の未収金リスクを抑えやすくなります。処方箋送信や薬局・配送サービスとの連携可否も、患者さまの利便性を左右する重要な要素です。

電子カルテ連携/データ管理

オンライン診療システムと電子カルテが連携していない場合、予約情報や問診内容を二重入力する必要が生じ、業務効率が大きく低下します。予約・問診・決済情報がカルテへ自動反映されるか、あるいはどこまで省力化できるかを具体的に確認しましょう。

あわせて、データの保管場所(クラウドかオンプレミスか)、バックアップ体制、障害発生時の復旧プロセスまで含めて把握しておくことが重要です。

UI/UX(医療者側・患者側の両面)

操作性は、オンライン診療が定着するかどうかを左右する要素です。高齢者やITに不慣れな患者さまでも迷わず操作できる画面構成か、アプリ不要のブラウザ型か、アプリ型でも操作ステップが少ないかを確認しましょう。

医療機関側についても、受付・医師・看護師が直感的に操作でき、画面遷移が少なく、電子カルテと近い導線になっているかが重要です。マニュアルやチュートリアルの充実度、導入時のトレーニング支援の有無も、UXの一部として評価すべきポイントです。

セキュリティ/個人情報保護

オンライン診療では個人情報や診療情報を扱うため、セキュリティ対策は欠かせません。「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠しているか、通信の暗号化、アクセス権限管理、ログ管理が明示されているかを確認しましょう。

加えて、プライバシーマークやISMSなどの認証取得状況、医療情報を扱ってきた実績や導入事例も信頼性の判断材料になります。クラウド利用時には、データ保管国や外部委託先の管理体制、情報漏えい時の対応フローまで把握しておくことが重要です。

サポート体制・運用コスト

初期費用や月額費用、決済手数料といったコストだけでなく、業務削減効果や集患、再診率向上によるリターンを含めて総合的に評価する必要があります。

導入時の設定代行や、既存の電子カルテ・予約システムからの移行支援がどこまで含まれるかも確認しましょう。トラブル発生時のサポート窓口や対応時間帯、FAQやオンラインマニュアルの充実度は、日常運用の安心感に直結します。さらに、将来的な機能追加や他システムとの連携、法改正・診療報酬改定への対応可否と、その際の追加コストも事前にチェックしておくと安心です。

導入後に後悔しないためのチェックポイント

オンライン診療システムは、ビデオ通話の品質、電子カルテ連携、患者さま・スタッフ双方の使いやすさ、セキュリティ、サポート体制、費用対効果といった複数の軸で比較することが重要です。これらを整理した比較表を作成し、自院の診療科、患者層、職員数に合った組み合わせを検討すると判断しやすくなります。

特に、慢性疾患フォローや再診主体のクリニックでは、「業務効率化」と「治療継続率の向上」にどれだけ寄与するかを重視してシステムを選ぶことが、導入後の満足度を高めるポイントになります。

オンライン診療システムの比較

オンライン診療システムは、単に「ビデオ通話ができるか」ではなく、予約・問診・診療・決済・処方連携、さらに院内業務の効率化や集患まで、どこまで一体化して運用できるかによって向き不向きが分かれます。ここでは代表的なサービスを、「強み」と「どのようなクリニックに向いているか」という視点で整理します。

※料金やプランは変更される可能性があるため、最新の公式情報で確認してください。

デジスマ診療(+エムスリーデジカル連携)

クラウド電子カルテ「エムスリーデジカル」と連携し、予約・Web問診・キャッシュレス決済・オンライン診療・会計・カルテ入力までを一気通貫で運用できるオールインワン型のシステムです。

受付業務の二重入力をほぼゼロにし、スタッフの作業時間削減とヒューマンエラー防止を主目的とした設計が特徴です。電子カルテ側の機能拡張として導入しやすく、既存の院内ワークフローに組み込みやすい点も強みといえます。

料金は初期費用ゼロ、月額15,800円からのサブスクリプション型で、オンライン診療単体ではなく、院内業務全体の効率化への投資として位置づけやすい構成です。一般外来や慢性疾患フォロー、かかりつけクリニックなど、幅広い診療科で汎用的に使いやすいサービスです。

CLINICSオンライン診療

予約、事前Web問診、ビデオ通話、クレジットカード決済までを一つのシステムで完結できる、オンライン診療のスタンダードともいえるサービスです。患者さまはスマートフォンアプリから24時間予約・問診・決済を行えるため、オンライン診療を行う上で便利な機能が備わっています。

専属の導入支援担当がPC環境や運用方法の相談に対応してくれるため、初期立ち上げ時の不安を軽減しやすい点も評価されています。料金は要問い合わせですが、機能とサポートを含めた月額課金モデルが基本で、内科・皮膚科・心療内科など、オンライン診療ニーズの高い保険診療クリニックでの導入に向いています。

curon(クロン)

初期費用・月額費用ゼロのプランが用意されており、「決済手数料のみ」で始められる低リスク型のオンライン診療システムです。

カレンダー形式の予約管理、疾患別問診票、ビデオ通話、画面共有、薬局への処方箋連携など、オンライン診療に必要な機能をひととおりカバーしています。

患者さまは事前にデモモードで操作を体験できるため、高齢者やITに不慣れな層にも導入しやすい点が特徴です。コストを抑えてオンライン診療を試験導入したいクリニックや、自由診療のオンライン化を検討している場合に適しています。慢性疾患フォローやAGA・ピルなど、リピート受診が前提となる診療モデルと相性がよいサービスです。

YaDoc(ヤードック)

YaDocは、患者さまとかかりつけ医をつなぐ「地域密着・疾患管理」に重点を置いたオンライン診療システムです。

ビデオチャットとカスタマイズ可能な問診機能を備え、日常のバイタルデータや症状モニタリングとオンライン診察を組み合わせた運用がしやすい設計になっています。

主要電子カルテと同一PC上で利用できるため、病院・診療所側の運用変更を最小限に抑えて導入できる点も特徴です。月額33,000円から、初期費用なしのサブスクリプション型で、内科や循環器内科、生活習慣病外来など、継続フォローを重視する診療科に向いています。オンボーディングプログラムや専任サポートデスクなど、導入後の定着支援が手厚い点も評価されています。

Medibot

LINE上で予約・事前問診・診療・決済までを完結させる、LINE特化型のオンライン診療システムです。

マーケティング自動化機能を備えており、広告効果の計測、行動分析、シナリオ配信などを通じて、集患からリピート・定着までを支援できる点が特徴です。

チャットボットによる自動応答を活用し、人手対応が必要なケースのみスタッフが対応する運用が可能なため、運営工数の削減にもつながります。料金は要問い合わせですが、マーケティング支援込みの月額課金型が前提となるケースが多く、自費診療中心のクリニックでLTV最大化や売上拡大を狙う場合に適しています。

march

予約・問診・診察・決済・処方薬の配送までを一元管理できる、オールインワン型の業務支援プラットフォームです。

自社アプリやLINEと連携することで、オンライン診察に加え、CRMとしての患者管理やメッセージ配信にも活用できます。

必要な機能を選んでカスタマイズして導入できるため、比較的短期間で稼働できる点が特徴です。料金は要問い合わせのサブスクリプション型で、複数のシステムを統合して運用コストを抑えたいクリニックや、オンライン完結型の自費診療サービスを構築したい場合に有力な選択肢となります。

CARADA オンライン診療

医療・ヘルスケアQ&Aサービスを運営する企業が提供するオンライン診療システムで、直感的なシンプルUIが特徴です。患者さま・スタッフ双方にとって使いやすく、患者向けマニュアルや案内用チラシが提供されているため、導入時の説明負担を抑えやすい点が評価されています。

カレンダー予約、診療アラート、ビデオ通話、決済、処方箋・薬配送など、基本機能を網羅しており、セキュリティや法令遵守面での配慮もされています。料金は要問い合わせですが、将来的な電子カルテや薬歴システムとの連携拡張も予定されており、長期的なシステム連携を見据えるクリニックに適しています。

ヘルステックONE byGMO

オンライン診療を中心に、予約・Web問診・診察・決済・処方連携までを一元的に管理できる医療DXプラットフォームです。

オンライン診療機能では、診療前の予約受付やWeb問診から、ビデオ通話による診察、診療後のオンライン決済までを一連の流れで運用できます。対面診療とオンライン診療を併用するクリニックでも、業務導線を整理しやすい設計になっている点が特徴です。

料金面では、初期費用・月額利用料がいずれも0円となっており、導入時のコスト負担を抑えやすい点が評価されています。運用にかかる主な費用は、診療費のオンライン決済時に発生する決済手数料のみのため、「まずはオンライン診療を試してみたい」というクリニックでも導入しやすい料金体系といえるでしょう。

KAITOS

医療機関検索から診療申込、薬の受け取り、オンライン服薬指導までを一気通貫でサポートするサービスです。

医療機関検索サイトとの連携により、オンライン診療と集患を同時に強化できる点が特徴です。

診療だけでなく、Zoomを用いたオンライン服薬指導にも対応しており、薬局連携まで含めたオンライン医療提供を構築できます。専用コールセンターを備え、患者さま・医療機関双方の不安を電話でサポートできる点も強みです。料金は要問い合わせで、診療所から病院まで幅広い規模に対応しています。

ポケットドクター

オンライン診療のパイオニア的存在で、全国1万施設以上との連携実績を持つサービスです。

スマートフォンアプリ(iOS/Android)に対応し、予約・ビデオ診察・オンライン決済までを提供しています。

ヘルスケア機器のバイタルデータ連携にも対応しており、慢性疾患患者の遠隔モニタリングに活用できる点が特徴です。月額33,000円の料金設計で、通院が難しい高齢者や地方在住患者を多く抱える医療機関に向いています。治療継続率と患者満足度の向上を重視するクリニックに適しています。

 

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オンライン診療導入で失敗しないための考え方

オンライン診療は、高齢化による通院負担の増加や医療アクセスの地域差、感染症対策の必要性に加え、患者さまの利便性を重視する傾向や制度整備の進展を背景に、一般のクリニックでも現実的な選択肢になりつつあります。

一方で、触診・検査ができないことによる情報制約や、通信環境・ITリテラシーの差、法令・ガイドライン遵守といった注意点があるため、「導入すべきか」ではなく「自院の診療設計にどう組み込むか」が成否を分けます。

オンライン診療システム選定では、機能の多さではなく、下記の点を軸に費用対効果で比較することが重要です。特に再診・慢性疾患フォロー中心の運用では、「治療継続率の向上」と「スタッフ負担の軽減」にどれだけ寄与するかを基準にすると、選定の迷いが減ります。

  1. 予約~問診~会計までの業務導線
  2. 電子カルテ連携による二重入力の削減
  3. 患者さまが迷わず使えるUI
  4. セキュリティと運用ルール
  5. サポート体制と総コスト(初期・月額・手数料)

オンライン診療は単なるビデオ通話ではなく、診療動線と経営効率を左右する重要なインフラです。日本調剤では、物件選定、診療圏調査、内装設計、医療機器選定、集患支援に加え、オンライン診療の導入検討も含めて開業を総合的にサポートしています。自院に最適な仕組みを整えたい先生は、気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

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