医院開業コラム
コロナ禍において患者が医療機関を選ぶ際、何を情報源としているのか、アンケートの結果を踏まえてお話します。
インターネットによる情報収集は患者の常識
若い世代はもちろん、シニア世代にとってもスマートフォンが身近になってきた昨今、医療機関を受診する際、事前にインターネットでリサーチすることは当たり前になりつつあります。総合医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」を運営する株式会社ギミックが行ったアンケートでも、それを裏づける結果が出ています。そこで、今回はその内容についてご紹介します。
Q:病院・クリニックを選ぶ際に活用した情報源は?(複数回答可)
n=4000人
1. 病院・クリニックのホームページ 77.6%
2. 病院・クリニックのポータルサイト 63.4%
3. 友人・知人からのクチコミ 23.7%
4. SNS 6.8%
5. 路上・電柱の看板広告 5.7%
6. 情報誌・フリーペーパー 5.0%
7. 駅・バスなどの交通広告 3.7%
8. 新聞広告・折込チラシ 3.6%
9. テレビ・ラジオ 2.2%
10. その他 1.9%
出所:ドクターズ・ファイル編集部「患者のクリニック選びに関する調査」(2020年7月実施)
患者4000人を対象に尋ねたのは、医療機関を探す際の情報源について。最も多かったのは、「病院・クリニックのホームページ」という回答で、77.6%という結果でした。これに関して回答者の属性内訳を見てみると、すべての年代・性別で高いポイントを示していました。このことから、開業にあたってはホームページによる情報発信が欠かせないことがおわかりいただけると思います。
では、ホームページがあればそれで十分かというとそうとも言えないようです。アンケート結果の第2位をご覧ください。「病院・クリニックのポータルサイト」を活用したという人が63.4%に上ったのです。多くの人が重要な情報源として活用していることがうかがえます。第1位の「ホームページ」と若干の差があるものの、第3位の「友人・知人からのクチコミ」23.7%、第4位の「SNS」6.8%という数字と比較すると活用度は高く、ホームページとほぼ同等の情報源として、患者に必要とされていると言えるでしょう。
ホームページとポータルサイトの違いとは?
では、ホームページとポータルサイトの違いとは一体何なのでしょうか? 大きな違いは、ホームページは「クリニック目線」、ポータルサイトは「第三者目線」で発信するものだということです。つまり、ホームページは「当院」「私」が主語となるため、情報がドクターの主観的な視点になりやすい傾向があります。対してポータルサイトは、複数のクリニックの情報を同一フォーマットで掲載するので、「同院」が主語となり、クリニックの情報を客観的に伝えられるツールとなります。
例えば、ドクターの強みを説明する場合、ホームページだと「私は○○治療が得意な、患者想いのドクターです」となり、自分のことを自分でアピールすることになりますが、ポータルサイトでは、「院長は○○治療が得意な、患者想いのドクターです」となるので、患者が情報を受け入れやすいのではないでしょうか。
また、検索性の面でも違いがあります。ホームページはクリニック名を検索で上位表示させるために、あらゆるSEO対策が必要になります。一方、ポータルサイトは閲覧者の母数が非常に多く、また数多くの検索ワードからも流入してくるため、ホームページと比較すると検索によって発見される可能性がより高まります。
最近の傾向として、患者はポータルサイトでクリニックを見つけ、さらに詳しい情報を得るためにクリニックのホームページを確認するという流れが一般的になってきています。それぞれのメリットを理解した上で、患者への情報発信には「ホームページ」と「ポータルサイト」の両方を活用することが必要な時代と言えるでしょう。
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