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医院開業コラム
昨今のコロナウイルス感染拡大の影響により、会議や飲み会など、様々なものがオンラインで行われるようになりました。医療業界でも“オンライン診療”が注目を集めていますが、導入を考えたことはありますか?
昨年4月に発表されたアンケートによると、「オンライン診療を利用したい」と回答した人は、全世代で63%にも上りました。驚くことに65歳以上の回答者も、53%が利用したいと回答しています。※参照
既存業務のオンライン化というと、「難しそう」「お金がかかりそう」「よく分からない」という理由で後回しにしてしまうことが多いと思います。しかし実は、オンライン診療を始めるには「今」が最適な時期なのです。
1.患者の需要が高まっている
前述したように、コロナウイルスの影響もありオンライン診療の需要が急激に増加していますが、それにも関わらず、現在のオンライン診療の普及率は約15%と言われています。※参照
後述する行政の後押しもあり、これから更にオンライン診療は普及してと予想されます。いち早く導入することで患者のニーズを満たすことで、新規来院者数を増やすきっかけにもなるのではないでしょうか。
2.厚生労働省が規定を緩和している
現在厚生労働省は、クリニックがオンライン診療を導入しやすいよう規定の緩和を行っています。以前までは、オンライン診療導入時に、指定の研修を受講する必要がありましたが、現在は指定の研修を受けなくても導入できるようになっています。 また昨年4月、厚生労働省にて「オンライン診療を初診から行うことを認める」という内容の発表があり、患者側も利用しやすくなりました。
このように今まで障壁になっていた部分が取り払われている今、医療機関側がオンライン診療を非常に導入しやすい状態になっています。
3.オンライン診療向けのサービスが増えている
昨年からの需要増加に伴い、アプリ会社・予約管理システム会社・決済代行会社など、様々な業界からぞくぞくとオンライン診療に関わるサービスがリリースされています。また、各社競合してキャンペーンを打ち出しているため、敷居の低い料金プランが非常に充実しています。
もちろんこういったサービスを使わずに始めることもできますが、一度オンライン診療周辺のサービスを調べてみることをお勧めします。試験的にやってみたい方から、しっかりとシステムを整えて導入したい方まで、どのクリニックにも合うプランを見つけることができるのではないかと思います。
以上3つの理由から、「オンライン診療を始めるなら今」と言っても過言ではありません。この機会に、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
※こちらに記載の内容は、2020年12月現在の情報です。
コロナウイルスの感染状況等により変更される可能性がありますので、厚生労働省の最新情報を確認していただきますようお願い申し上げます。
参照元:
個人の健康管理や医療機関の受診に関する意識調査
https://www.mri.co.jp/news/press/dia6ou0000023c8p-att/nr20200612.pdf
遠隔診療導入15%どまり 米英は急伸、日本の転換鈍く
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62390130W0A800C2EE8000
新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の 時限的・特例的な取扱いについて
https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000657033.pdf
経営コンサルタントや税理士、社会保険労務士、薬剤師など、各業界の専門家による医院開業に役立つコラムをお届けします。
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