開院する際に、成功するかどうかをどのように判断するのか?

船井総合研究所では、経営において「差別化の8要素」という考え方があります。

<差別化の8要素>
1.立地(商圏人口・店前通行客数)
2.規模(敷地面積・家賃)
3.ストアロイヤリティ(ブランド・歴史)
4.商品力(診察など)
5.販促力(販促)
6.接客力(接客)
7.価格力(自費診療の料金設定)
8.固定客化力(再診・紹介)

この順番は重要度も表しており…

「1~3を戦略的差別化(=すぐに変えられない)」

「4~8を戦術的差別化(=企業努力で変えられる)」

と呼んでいます。

新規開業の場合、1~3の要素を徹底的に検討することが大事です。
1.立地
2.敷地面積
3.ストアロイヤリティ(=ブランドコンセプト)

この3つの内、特に1と2の「立地」と「敷地面積」を間違えると、開業後の患者数の立ち上がりや、その後の順調な患者数増は見込めなくなります。

開業候補の立地周辺の人口、年齢別人口分布、競合医院の数、競合医院の診療内容、スタッフ数、敷地面積などを事前に確認し、

○できるだけ競合数が少ない場所
○できるだけ安く、広く診療スペースを確保できること
○院長の経歴から、他院と比べて強みと言える治療や症状を打ち出すこと

以上3点を重要視して開業準備をすることが、成功する開業につながる
秘訣の一つ目です。