開業前に徹底して、開業後のイメージを持たれていたKクリニックの院長先生のお話しです。
クリニックの立地、設備、診療コンセプト、患者さまへの対応と鮮明なイメージを持たれていたため、物件も即決。診療コンセプトの「大学病院レベルの治療をクリニックで。」「自分の家族にしたい治療だけを患者さまに。」に基づき、設備の決定、導入、そして、スタッフ採用と、イメージ通りに開業されました。
クリニックのシステムについてもこだわりを持たれて、ITをフル活用されています。受付番号システムにより、院内にはデジタル化された順番が表示され、待ち時間も「見える化」されています。そして、インターネットや携帯で当日の予約、順番確認ができるオンライン予約も取り入れています。オンラインで現在の混雑状況や順番も分かり、待ち時間を自分で調整できると患者さまからは好評です。
このようにデジタルを上手に活用している院長先生ですが、スタッフ採用時の募集媒体はアナログ的な新聞折り込み広告を選定しました。地域性もありますが、折り込み広告は内容を工夫すると求人募集と共に、病院の開業アピールを兼ねることができます。実際にその時の広告を見て、診察に訪れたという患者さまも多くいらっしゃいました。
開業されて8カ月を過ぎた頃には、日々100人前後の患者さまが来院されていますが、待合室はゆったりした雰囲気です。土曜日も半日診療から1日診療に変更し、スタッフも増員予定。今後はスタッフ育成に力を入れていくKクリニックです。
開業前に徹底した自己イメージを持つことが、スタートダッシュをかけるポイントの1つですね。