医院開業コラム
メンタルヘルスに悩みを抱える現代人が増えている昨今、精神科・心療内科クリニックのニーズは高まっています。精神科・心療内科クリニックの経営は他科とは異なるアプローチが必要な側面もあるため、開業を検討しているなら事前にポイントを押さえておくことが大切です。
今回の記事では、精神科・心療内科クリニックの開業資金・平均年収・現況などを踏まえつつ、開業の失敗を防ぐためのポイントや開業戦略について解説します。
- 精神科・心療内科の開業に必要な費用と資金の内訳
- 精神科・心療内科の医師の平均年収
- 精神科・心療内科クリニックの収支の内訳
- 精神科クリニックの現況
- 精神科・心療内科開業の失敗を防ぐためのポイント
- 精神科・心療内科の開業戦略
- 精神科・心療内科クリニック開業のリスク・注意点
- 精神科・心療内科クリニック開業の主な流れ
- 精神科・心療内科クリニックの開業事例
- クリニック開業は日本調剤にご相談下さい
精神科・心療内科の開業に必要な費用と資金の内訳
精神科・心療内科クリニックを新規開業する場合、おおよそ3,000万円以上の開業資金が必要であることが多いです。この3,000万円という金額は、最も低予算で開業できるテナント開業のイメージで概算しています。
テナントを借りる場合、物件の取得費用は敷金・礼金・仲介手数料なども含めて350万円程度です。一方、戸建て開業のために土地・建物を購入する場合、少なくとも約1,000万円はかかるでしょう。
上記に加えて内装設計・施工費用が約250万円、電子カルテやWeb予約システムの構築費用が約350万円はかかるため、物件の取得・整備だけで1,000万~1,600万円ほど必要です。さらに、家具・家電の購入費用やスタッフの採用経費、当面の運転資金なども用意しなければなりません。
ただし、精神科・心療内科はレントゲン装置やCT検査装置といった大型の医療機器が原則不要なので、設備投資を抑えやすい傾向にあります。診療内容にもよりますが、一般的に400万円程度で済むため、比較的開業しやすいといえるでしょう。
精神科・心療内科の医師の平均年収
厚生労働省の「第24回医療経済実態調査」によれば、個人医院の精神科(全体)の損益差額は2022年時点で2,004万1,000円です。ここからは開設者の報酬以外に、建物・設備について現存物の価値以上の改善を行うための内部資金に充てられることも想定されます。
勤務医に比べて大幅な収入増が見込めるため、精神科・心療内科の医師として年収アップを実現したいなら、開業が選択肢に入ります。
出典:厚生労働省「第24回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告」
精神科・心療内科クリニックの収支の内訳
厚生労働省の「第24回医療経済実態調査」をもとに、精神科・心療内科クリニックの収支を表形式でまとめたので、内訳をご確認下さい。
精神科 | |||||||
金 額 | 構成比率 | 金額の 伸び率 |
|||||
2021年(度) | 2022年(度) | 2021年(度) | 2022年(度) | ||||
千円 | 千円 | % | % | % | |||
Ⅰ 医業収益 | 52,305 | 50,727 | 101.1 | 100.8 | -3.0 | ||
Ⅰ‘ (参考)「新型コロナウイルス感染症関連の補助金 (従業員向け慰労金を除く)」を除いた 医業収益(Ⅰ-3‘) |
51,672 | 50,283 | 99.9 | 99.9 | -2.7 | ||
1.入院診療収益 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0 | - | ||
保険診療収益 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0 | - | ||
公害等診療収益 | - | - | - | - | - | ||
その他の診療収益 | - | - | - | - | - | ||
2.外来診療収益 | 50,882 | 49,392 | 98.4 | 98.1 | -2.9 | ||
保険診療収益 | 49,114 | 47,776 | 95.0 | 94.9 | -2.7 | ||
公害等診療収益 | - | - | - | - | - | ||
その他の診療収益 | - | - | - | - | - | ||
3.その他の医業収益 | - | - | - | - | - | ||
3‘.(再掲)新型コロナウイルス感染症関連の補助金 (従業員向け慰労金を除く) |
633 | 443 | 1.2 | 0.9 | -30.0 | ||
Ⅱ 介護収益 | 53 | 58 | 0.1 | 0.1 | 9.4 | ||
Ⅲ 医業・介護費用 | 31,863 | 30,743 | 61.6 | 61.1 | -3.5 | ||
1.給与費 | 16,086 | 15,514 | 31.1 | 30.8 | -3.6 | ||
2.医薬品費 | 2,356 | 2,396 | 4.6 | 4.8 | 1.7 | ||
3.材料費 | 528 | 540 | 1.0 | 1.1 | 2.3 | ||
4.給食用材料費 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0 | - | ||
5.委託費 | 861 | 872 | 1.7 | 1.7 | 1.3 | ||
(再掲)給食委託費 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0 | - | ||
(再掲)人材委託費 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0 | - | ||
(再掲)紹介手数料 | 0 | 0 | 0.0 | 0.0 | - | ||
6.減価償却費 | 1,682 | 1,600 | 3.3 | 3.2 | -4.9 | ||
(再掲)建物減価償却費 | - | - | - | - | - | ||
(再掲)医療機器減価償却費 | - | - | - | - | - | ||
7.その他の医業・介護費用 | 10,350 | 9,820 | 20.0 | 19.5 | -5.1 | ||
(再掲)設備機器賃借料 | 605 | 566 | 1.2 | 1.1 | -6.4 | ||
(再掲)医療機器賃借料 | 177 | 152 | 0.3 | 0.3 | -14.1 | ||
(再掲)水道光熱費 | 425 | 486 | 0.8 | 1.0 | 14.4 | ||
Ⅳ 損益差額(Ⅰ+Ⅱ-Ⅲ) | 20,495 | 20,041 | 39.6 | 39.8 | - | ||
(参考)「新型コロナウイルス感染症関連の補助金 (従業員向け慰労金を除く)」を除いた 損益差額(Ⅳ-3‘) |
19,862 | 19,598 | 38.4 | 38.9 | - | ||
Ⅴ 税金 | - | - | - | - | - | ||
Ⅵ 税引後の総損益差額(Ⅳ-Ⅴ) | - | - | - | - | - | ||
施設数 | 31 | - | - | - |
出典:厚生労働省「第24回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告」
精神科クリニックの現況
仕事のストレスやSNSでの誹謗中傷などにより、現代社会はメンタルヘルスの問題に対する診療ニーズが高まっています。それに伴い、精神科・心療内科を標榜するクリニックも増えている状況です。
厚生労働省が公表した資料「精神保健医療福祉の現状等について」によれば、精神疾患を有する総患者数は2020年時点で約614.8万人です。そのうち外来患者数が約586.1万人、入院患者数が約28.8万人となっています。
また、症状別の内訳を見てみると、外来患者は「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」が約169.3万人、入院患者は「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」が約14.3万人でトップです。
出典:厚生労働省「精神保健医療福祉の現状等について 精神疾患を有する総患者数の推移」
精神科・心療内科開業の失敗を防ぐためのポイント
精神科・心療内科クリニックの開業で失敗しないためには、以下のポイントを考慮する必要があります。
- 通院しやすい立地
- 安心感のある落ち着いた内装
- スタッフ採用
- Webマーケティングへの注力
- 調剤薬局との連携
各ポイントの詳細もまとめました。
5-1 通院しやすい立地
通院しやすい立地を選ぶことは、クリニックの集患・収益を安定させるための最重要ポイントといっても過言ではありません。最寄り駅からのアクセスが良い、駐車場が広いといった立地条件にこだわることが大切です。
ただし、精神科・心療内科クリニックの場合、診療の性質上「通院していることを他人に知られたくない」と考える患者さまが多いことも考慮する必要があります。そのため、大通りから一本奥まった土地にある物件など、目立ちにくい場所も選択肢に入るでしょう。複数科目が入居している医療モールなら、建物に入った時点でどの科目を受診するのか分かりにくいので、精神科・心療内科の開業にも適しています。
また、患者さまは身体的に健康な人が多いので、上層階のテナントでも問題ありません。
5-2 安心感のある落ち着いた内装
メンタルヘルスの問題を抱えている関係上、精神科・心療内科クリニックを訪れる患者さまの多くは不安を感じています。そのため、内装は安心感のある落ち着いたデザインに仕上げることも大切です。
例えば、壁紙やドアの「色」は大きな心理的効果をもたらします。例えば、患者さまに安心感を与えたいなら、以下のような色を基調にすると良いでしょう。
- 白(イメージ:明るい、清潔、平和)
- 緑(イメージ:安らぎ、癒し、落ち着き)
- オレンジ(イメージ:健康、元気、親しみ)
また、患者さまのプライバシーへの配慮も欠かせないので、仕切りパネルや防音パネルを設置する必要があります。
5-3 スタッフ採用
精神科・心療内科クリニックでは、スタッフの患者さまに対する接遇が特に重要となってくるので、コミュニケーション能力の高い人材が望ましいといえます。コミュニケーション能力は直接対面しないと見極められないため、面接の際に声のトーンや表情も含めてチェックしましょう。
また、診療内容によっては受付や看護師だけではなく、臨床心理士・公認心理士・精神保健福祉士といった専門職も採用する必要があります。
一方、スタッフ採用の際は人件費も意識しなければなりません。最初はパートとして採用し、経営が軌道に乗ってから常勤に変えるといった柔軟な対策も検討しましょう。
5-4 Webマーケティングへの注力
パソコンやスマートフォンの普及に伴い、患者さまはインターネットでクリニックの情報を集めるようになりました。特に精神科・心療内科は他科より若い患者さまが多い関係上、WebサイトやSNSをチェックしてから来院する人が多いため、Webマーケティングに注力することが重要です。
例えば、自院のホームページに診療内容やスタッフ紹介だけではなく、ターゲットとなる患者層に合わせたコンテンツを盛り込むと、患者さまに関心を持ってもらえる可能性があります。検索ニーズを見越して、検索連動型のWeb広告を出稿するのも一案です。
また、最近はSNSを利用する患者さまも増えているため、X(旧Twitter)やInstagramでコンテンツを発信することも検討しましょう。
5-5 調剤薬局との連携
精神科・心療内科の患者さまは通院の事実を知られたくない傾向にありますが、調剤薬局においても同様です。そのため、プライバシーに配慮した対応をしてもらえるよう、患者さまに関する情報共有および連携を図りやすい調剤薬局が近くにあると心強いでしょう。
処方薬を渡す際に番号で呼ぶ、処方箋の確認を指差し確認で行うといった配慮をしてもらえれば、患者さまのプライバシー保護はもちろん、自院の評価向上にもつながります。
精神科・心療内科の開業戦略
精神科・心療内科クリニック向けの開業戦略としては、以下のようなアプローチが挙げられます。
- ミニマム開業を検討する
- 専門特化した診療で差別化を図る
- 訪問診療・往診に対応する
- オンライン診療を導入する
- 積極的な情報発信をする
それぞれ必要性や効果についても解説します。
6-1 ミニマム開業を検討する
ミニマム開業とは、必要最小限の資金で開業することです。
クリニック開業当初は思うように集患できず、来院患者数が伸びない可能性もあります。経営状況が悪化すると、給与の支払いや金融機関への返済が滞りかねないため、設備投資やスタッフ採用を最小限に抑えたり、診療内容を絞ったりするなど、小規模でスタートするのも一案です。
また、診療で用いる機器が他科より少ないため、設備投資を抑えやすいことも、精神科・心療内科がミニマム開業に適している理由です。
ただし、最小限の初期投資や人員だと業務が属人化しやすい、経費をフル活用しにくいといったデメリットもあります。
6-2 専門特化した診療で差別化を図る
来院患者数や収益を増やすためには、他院との差別化を図ることが大切です。精神科・心療内科クリニックの場合、専門性に特化した診療を行うことが差別化につながります。
例えば、親子・夫婦カウンセリングに対応したり、小児や成人女性など診療のターゲットを絞り込んだりすることで、他院にはない価値を提供できるようになります。
また、立地条件や地域事情に合った戦略を立てることも大切です。仮にオフィス街で開業した場合、ビジネスパーソン向けの診療に特化すれば、ターゲットが明確になるので、より効率的に集患しやすくなります。
その他、自由診療メニューで経頭蓋磁器刺激療法(rTMS)や光トポグラフィー検査などを導入するのも一案です。
6-3 訪問診療・往診に対応する
厚生労働省の「精神保健医療福祉の現状等について」によれば、精神病床の入院患者数は2020年時点で約27.3万人ですが、そのうち入院期間が1年を超えている人は約17万人と全体の6割以上を占めています。
上記の事情から、精神科・心療内科クリニックでは「長期入院患者を減らすこと」が課題の一つとなっている状況です。それに伴い、退院患者の受け皿として在宅医療のニーズが高まっているので、訪問診療・往診への対応も検討する必要があります。
また、近年は高齢化率が著しく上昇しているため、高齢者施設などと連携する選択肢もあります。
出典:厚生労働省「精神保健医療福祉の現状等について 精神病床における入院患者数の推移(在院期間別内訳)」
6-4 オンライン診療を導入する
精神科・心療内科の患者さまは若い世代が多いので、インターネット利用率も高い傾向にあります。そのため、パソコンやスマートフォンを使ったオンライン診療は高いニーズが見込める診療方法です。
オンライン診療を導入すれば、以下のようなメリットを享受できます。
- 患者さまのプライバシーに配慮しつつ、早期受診を促せる
- 遠方地の患者さまにも対応できる
- 対面診療との使い分けができる
なお、現在は初診の患者さまでもオンライン診療が可能ですが、麻酔および向精神薬の処方については制限があるので注意しましょう。
6-5 積極的な情報発信をする
患者さまは来院前にインターネットなどで症状の関連情報を収集する傾向がありますが、誤った情報が拡散されているケースも多く見受けられます。患者さまに不利益や健康被害をもたらす情報も出ているため、業界全体の評価にかかわる問題です。
自院のホームページやSNSから正しい情報を積極的に発信すれば、患者さまに安心感を与えられるだけではなく、集患につながる効果も期待できます。
また、インターネット上で情報発信を行うと、企業から従業員のメンタルヘルス対策や産業医募集に関する問い合わせが届く可能性があります。
精神科・心療内科クリニック開業のリスク・注意点
精神科・心療内科クリニックを開業する場合、以下のようなリスク・注意点も意識しておきましょう。
- 診療単価アップが難しい
- 競合医院の存在
- 融資の審査が通りにくいケースも
開業・経営を成功させたいなら要チェックです。
7-1 診療単価アップが難しい
精神科・心療内科での診療単価は基本的に一定であり、来院患者数と診療時間に左右される面が大きいといえます。他科のように検査や治療を通じて診療単価アップを図ることが難しく、診断書発行や採血など限られた選択肢しかありません。
収益は来院患者数×診療単価で決まりますが、安易に診療単価を引き上げたり、診療時間の短縮を図ったりすると、診療品質や患者さまの満足度が下がりかねないので、リスキーな選択肢となります。
一方、精神科・心療内科の患者さまは一度来院したら、その後も継続的な通院が見込めます。LTV(顧客生涯価値)の高さを踏まえると、新規の患者さまを獲得するより、既存の患者さまを維持するほうが効果的といえるでしょう。
7-2 競合医院の存在
精神科・心療内科クリニックは設備投資がかかりにくい上、他科だと選びにくい立地でも開業しやすいので、参入障壁が低いといえます。そのため、開業後に新たな精神科・心療内科クリニックを近くに開設されるケースもあり、競合医院の存在がネックになりがちです。
ターゲットとなる患者層が競合医院と被った場合、集患対策で用いる広告費を増やしたり、新たな差別化戦略を立案したりする必要性が出てきます。いつ・どこで・どのような競合医院が登場するかは予測できないので、経営状況が突然変動するケースも考えられるでしょう。
不測の事態にも対応できるよう、綿密な事業計画を策定しておくことが大切です。
7-3 融資の審査が通りにくいケースも
精神科・心療内科クリニックに必要な開業資金は比較的少ないので、金融機関から融資を受けることにより、自己資金ゼロでも開業できる可能性があります。しかし、他科より新規参入しやすいこともあり、融資の審査で厳しくチェックされるケースが多いようです。
自己資金ゼロの場合、金融機関からの印象が悪くなる恐れがあり、融資の審査も通りにくくなります。適切な借入先やプランを選びつつ、きちんとした事業計画を策定・提示することが大切です。
精神科・心療内科クリニック開業の主な流れ
精神科・心療内科クリニックを開業する際の流れは、以下の通りです。
- コンセプトの策定
自院のコンセプトや経営理念を策定します。 - スケジュールの策定
開業までに必要なタスクを洗い出し、スケジューリングします。 - 事業計画の策定
資金繰りやキャッシュフローを事業計画書にまとめます。 - 物件の選定
開業エリアやテナントを選びます。 - 資金調達
金融機関の融資などを活用し、開業資金を調達します。 - 内装工事
内装工事業者にレイアウト設計や工事を依頼します。 - 機器の選定
導入する医療機器や設備を選定します。 - スタッフの採用・研修
受付や看護師といったスタッフを採用し、必要な研修を行います。 - 集患対策の実行
ホームページの作成や広告の出稿を行います。 - 行政関連の手続き
保健所や税務署での各種手続きを行います。
開業に遅れが生じないよう、余裕のあるスケジュールで準備を進めましょう。
精神科・心療内科クリニックの開業事例
日本調剤では、集患に適した立地で医療モールを多数企画しており、併せて開業を成功に導くための無料サポートも行っています。ここでは、日本調剤の医療モールで開業された精神科・心療内科クリニックの事例をご紹介します。
銀座泰明クリニックは、2011年10月に銀座メディカルセンターにて移転開業された精神科・心療内科クリニックです。
院長の茅野 分先生は、精神科のマイナスイメージを払拭しつつ、大病院では実現できない診療の提供を目指し、医療モールでの開業を選択されました。その結果、患者さまの認知度向上や受診のハードル低下といったメリットを享受できたとのことです。
また、茅野先生は精神科・心療内科で開業する場合、専門性に特化することが成功の要件だとおっしゃっています。
クリニック開業は日本調剤にご相談下さい
精神科・心療内科クリニックは基本的に大きな医療機器を使わないので、比較的少ない資金で開業できます。さらに、目立ちにくい場所やビルの上層階など、他科だと選びにくい立地で開業できることもポイントです。
一方、診療単価が上がりにくい、競合医院が登場しやすいといったリスクもあります。開業で失敗したくないなら、この記事で紹介した開業戦略に取り組みつつ、コンサルタントなどの専門家に相談することも検討しましょう。
日本調剤では、集患に適した開業物件の紹介、内装・医療機器の提案やスタッフ採用の支援など、幅広いサポートを無料で提供しています。精神科・心療内科クリニックの開業を考えているなら、ぜひ一度お問い合わせ下さい。
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