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2026.02.27 2026.02.27
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クリニックを開業するには、開業日から逆算してスケジュールを立て、計画的に準備を進めることが欠かせません。 物件選びや融資交渉、内装工事、スタッフ採用、広告宣伝など、取り組むべき業務は多岐にわたり、それぞれに適切なタイミングがあります。
本記事では、開業予定日の14か月前から開院後3か月までの標準的なスケジュールを時系列で整理し、各工程で押さえるべきポイントや注意点を解説します。
クリニックの開業準備は、開業予定日の14か月前から着手するのが理想です。 物件探し、融資審査、内装設計、行政への届出など、時間を要する工程が多いため、全体のスケジュールが遅れやすくなります。スケジュールを圧縮しても、12か月が下限ラインと考えておきましょう。
ただし、居抜き物件の活用や自己資金が潤沢などの条件がそろえば、短縮も可能です。しかし、その場合でも遅延リスクは高くなるため注意が必要です。
準備の初期段階では、まずコンセプトと資金計画を固めます。診療科やターゲット層、自己資金額が決まらなければ、物件選定や融資申請を進められません。特に物件選定は開業準備のボトルネックになりやすく、決定後も機器の納期遅延や設計変更で工程が後ろ倒しになることがあります。
そのため、物件選定を早期に行い、設計や医療機器の選定を並行して進めながら、進行管理を徹底することが重要です。
また、保健所や厚生局への行政手続きには厳格な締切があり、期限を過ぎると開業日が延びるおそれがあります。受付日程から逆算して準備を進め、必要に応じて行政書士などの専門家に依頼すると安心です。
以下は、開業予定日から逆算して作成した標準的なスケジュールです。工程を計画的に進めることで、当初の予定どおりに準備を進められます。各時期に着手すべきタスクと注意点を把握し、遅延や漏れを防ぎながら効率的に開業準備を進めましょう。
詳細な準備スケジュールについては、別記事「クリニック開業準備ロードマップ ~14 か月前から開院後までの実践ステップ~」にて解説しています。
開業準備は、物件探しや資金計画から広告・採用、行政手続きまで多岐にわたります。全体像を早期に把握し、各工程の着手時期を逆算して計画することで、漏れや遅延を防ぎ、開院時のスムーズな立ち上げが可能になります。
クリニック開業は、物件契約や資金調達、行政手続き、人材採用、広告など多岐にわたる工程が並行して進みます。一つの抜けや遅れが全体のスケジュールや経営計画に影響するため、事前に項目を洗い出し、確実に終わらせていくことが重要です。
以下のチェックリストを活用し、開業準備を抜け漏れなく進めてください。
物件は診療圏の条件だけでなく、将来の拡張性や工事制限の有無まで考慮して選定してください。契約前に法的要件や工事可否を詰めなければ、着工後に高額な追加工事や設計変更が発生するケースがあります。
チェック項目
物件が確定した段階から、開業準備は本格的に動き出します。契約後の変更は高額な追加費用や開業延期のリスクを伴うため、契約前の段階で入念に情報を集め、条件を詰めておくことが成功の分かれ道となります。
資金計画は「初期投資」と「運転資金」をセットで考えることが重要です。融資条件や資金計画を見誤ると、開業初年度に資金不足に陥る可能性があります。特に据置期間や返済比率は慎重に見極め、税理士など専門家の助言を受けることをおすすめします。
資金繰りに余裕があれば、経営判断の幅が広がり精神的な安心にもつながります。借り入れ条件と返済計画は早めに固め、運転資金は十分に確保しましょう。
保険医療機関指定申請は、申請期限を1日でも過ぎると保険医療機関の指定が1か月先送りとなり、保険診療の開始が遅れる可能性があります。図面や構造概要の準備は、期限内に申請できるよう内装工事と並行して進めると安心です。
行政手続きは遅延が許されない重要な工程です。申請期限を逆算したスケジュールとチェックリストを活用し、漏れや遅れを防ぎましょう。
大型医療機器は納期が長いため、発注の遅れは開院日の延期につながりかねません。さらに、電子カルテやレセコンなどのITシステムはほかの機器と連動するため、早期に全体設計を行い、導入時期を合わせられるようにスケジュールを調整しましょう。
医療機器とITの選定・発注が遅れると、開業スケジュール全体に影響します。設計段階から導入計画を確定させ、納期遅延のリスクを最小限に抑えましょう。
採用の着手が遅れるほど、優秀な候補者を確保しにくくなり、条件面の交渉でも不利になります。開業前には研修を行い、理念や接遇方針を具体的な行動指針として共有しておくことで、定着率やサービス品質の向上につながります。
人材はクリニックの第一印象を決定づける重要な存在です。採用から教育まで計画的かつ一貫した準備を行い、開業初日から安定した運営を実現しましょう。
開業初期は、患者数の確保が経営の安定に直結します。そのため、オンラインとオフラインの集患施策を連動させ、予約から来院までの流れをスムーズに設計することが欠かせません。
集患施策は事前準備が成果を左右します。複数チャネルを戦略的に連動させ、開院初月から安定した患者動線とリピート基盤を確立しましょう。
開業準備では、工程を計画どおりに進めることが、スムーズな経営開始と早期の収益安定につながります。 しかし実際には、工事や納品の遅延、行政手続きの不備、関係者間の調整不足などにより、スケジュールが後ろ倒しになるケースもあります。
本章では、特に遅延が発生しやすい要因と、そのリスクを回避するための具体的な対策を整理します。
CTや内視鏡などの大型医療機器は、製造や輸送に時間がかかります。さらに、設置場所の配線・配管工事など、複数の工程を経る必要があります。そのため、発注から設置まで数か月を要するのが一般的です。機種の仕様確定や契約が遅れれば、納品日が後ろ倒しになり、開院日全体が遅れるリスクが高まります。特に、導入機器が診療の中心となる場合は、開院延期を余儀なくされるケースもあります。
遅れを防ぐポイント
大型医療機器の納期管理は、開業準備の中でも最優先事項の一つです。発注が遅れれば、開院が数週間以上延びる可能性もあります。早期の機種選定と計画的な進行管理が、開業スケジュールを守る鍵となります。
内装工事は、一度着工すると大きな変更が難しい工程です。着工後に保健所からの指摘や、スタッフ・患者動線の改善を目的としたレイアウト変更が発生すると、追加工事や資材の再手配が必要になり、工期が数週間延びることもあります。
特に診療室やX線室などは、法令基準や機器寸法に密接に関係します。例えば、X線照射室の遮蔽基準や診療ユニットの設置寸法に誤りがあると、後工程全体に影響が及びます。
内装設計段階での確認不足は、着工後の大幅な遅延につながります。図面上での計画だからと油断せず、開業準備が遅れないように事前の精査を徹底しましょう。
保険診療を行うには、厚生局での「保険医療機関指定」が必須です。この申請には明確な締切があり、提出期限を1日でも過ぎると指定日が翌月以降にずれ込みます。その場合、保険診療の開始が少なくとも1か月遅れ、開業直後は自由診療のみで対応せざるを得ません。結果として、初月の患者数や売上が大幅に減少するおそれがあります。
この手続きは、早めに申請しても不利益はありません。 着手を後回しにせず、十分な余裕を持って準備することが、開業スケジュール全体のスムーズな進行につながります。
開業時にスタッフが不足すると、受付対応の遅延や診療効率の低下を招き、患者満足度を大きく損なうおそれがあります。特に採用難のエリアでは、求人開始の遅れや内定辞退が重なり、開業直前になっても人員がそろわない可能性があります。その結果、開業初日から予約制限や残業の増加が発生し、早期離職のリスクまで高まることがあります。
スタッフ採用はスピードが重要です。 特に競争の激しい地域では、開業の6か月前には募集を開始し、必要人員を計画的に確保しましょう。
開業直後の患者数は、地域での認知度や情報発信の量・質に大きく左右されます。 Webサイトや広告の準備が遅れると、開院日までに医院の存在や診療内容が地域に浸透せず、初月の来院数が計画を下回る可能性が高まります。
特にサイト公開が開院直前になると、検索エンジンでの表示順位が上がらず、広告運用の最適化も十分に行えないまま開院を迎える事態になりかねません。
Webサイトと広告は「開院前から稼働する集患エンジン」です。制作・審査・最適化には撮影スケジュールや広告審査期間など想定以上の時間が必要になるため、遅くとも開院3か月前には着手することが成功への近道です。
クリニック開業には、多額の初期投資がかかります。さらに開院後も、数か月分の運転資金を確保する必要があります。これらの資金の流れを事前に把握しておくことが、経営を安定させる鍵です。
支払いの時期や方法を誤ると、開業直後に資金ショートを招き、仕入れや給与の支払いが滞るおそれがあります。
これから挙げるポイントを参考に、計画的かつ余裕を持った資金管理を実践しましょう。
クリニック開業における内装工事や設備工事は、総額が数百万円~数千万円規模になることが多く、支払い条件をあいまいにしたまま契約すると、資金ショートや不要なトラブルに直結します。
特に着手金・中間金・残金の支払い時期や割合、そして検収条件(合格基準)を事前に明確にしておくことが、安定した資金繰りと円滑な工事進行のポイントです。
よくある落とし穴
こうしたケースは、開業準備の終盤で突発的に資金を圧迫し、ほかの支出計画を狂わせる原因になります。以下の実務ポイントに注意して、開業準備を進めましょう。
実務ポイント
例:着手30%/中間30%/完工40%、検収合格後◯営業日以内に振込など
都度請求か、完工後一括かも契約書に明記
支払繰延べの可否、違約金発生条件、工期変更合意書の発行ルールなど
請負業者賠償責任保険や瑕疵担保期間の有無・範囲
クリニック開業では、CTやレントゲン、診療用機械などの高額医療機器の支払いは、資金繰りに大きな影響を与えます。納期や検収のタイミングを正しく把握せずに契約すると、開院前に大きな資金が先行流出し、運転資金を圧迫する危険があります。
さらに、保守契約料や消耗品、定期メンテナンス費用などの「年間で発生する隠れコスト」を計画に組み込まないと、開業後の資金計画が崩れやすくなります。
これらのリスクを避けるには、契約前に支払い条件や維持費用を可視化し、長期的なコストとキャッシュフローを両面から検討することが重要です。
開業初期は、患者数が安定するまで数か月かかる上、レセプト入金は診療から約2か月後となります。この間にも家賃や人件費などの固定費は発生するため、返済開始を遅らせる「据置期間」と十分な運転資金の確保が重要です。計画段階で資金の流れを精緻に見積もり、早めに金融機関と条件を調整しておく必要があります。
これらのリスクを避けるには、事前に固定費の実額と支払いタイミングを把握し、少なくとも3~6か月分の資金を確保しておくことが不可欠です。また、融資条件交渉の際には、据置期間・返済比率・金利条件を一体的に検討し、資金ショートを防げる返済スケジュールを構築します。さらに、資金の予備枠を設定することで、突発的な支出や集患強化策にも柔軟に対応できます。
開院準備では、広告費とスタッフ採用費はほかの経費よりも数か月前倒しで発生しやすく、支出のタイミングを誤ると資金繰りが一気に悪化します。特にWebサイト制作や写真撮影、内覧会、SNS広告は支払時期が早く、スタッフ採用の関連費用も半年ほど前から発生します。事前に支出時期を確認し、支出の山を平準化する計画が必要です。
広告や採用は「売上をつくるための先行投資」であり、開院後の患者数や運営体制を左右します。支出の時期や額を見誤ると、開院直前に資金が急減して予算不足に陥るリスクがあります。
特に広告費は効果が出るまでにタイムラグがあり、採用費は募集から稼働までに数か月かかるため、資金管理に注意が必要です。
Webサイト・写真・原稿:開院4~3か月前
内覧会・看板・SNS広告:開院1~0.5か月前
採用費・研修費:開院~6か月以降で漸増
クリニックの開業には、法務・財務・設計・設備・ITなど多岐にわたる専門知識が求められます。 すべてを院長一人で担うのは難しく、各分野の専門家に適切な時期に依頼することで、手続きの漏れや工程の遅延を防ぎ、開業後の安定運営につなげられます。
外部専門家に手助けを依頼する主な時期の目安は、次のとおりです。
クリニック開業では、保健所や厚生局への届出をはじめ、複数の許認可手続きが必要です。これらは提出期限が厳格で、書類不備や遅れがあると開業日や保険診療の開始が遅れるリスクがあります。行政書士を活用することで、複雑な申請業務を効率化し、期限内に確実な手続きを行うことが可能になります。
クリニック開業における資金計画は、開業後の経営安定を大きく左右します。開業初期は収入が不安定になりやすく、さらに設備投資や運転資金の支出が重なります。資金計画を立てずに開業すると、資金不足に陥るリスクが高まります。
税理士は、事業計画や融資戦略を専門的にサポートし、返済計画やキャッシュフロー管理を踏まえた実現可能な資金計画を策定します。これにより、資金ショートを防ぎ、安定した経営基盤づくりを支援します。
クリニックの内装設計は、診療の効率性や患者の快適性に直結します。建築士や設計会社は、動線設計や法令適合を押さえつつ、限られた空間を最大限に活用するプランを提案します。開業後の使い勝手や将来の拡張性も考慮した設計を行うためには、物件選定の段階から関与してもらうことが重要です。
医療機器は、診療精度や患者対応のスピードに直結する重要な設備です。特にCTや内視鏡などの大型機器は納期が長く、発注の遅れにより開院スケジュール全体が数週間単位で後ろ倒しになるおそれがあります。
医療機器ディーラーは、機器選定や価格交渉に加え、納期管理や搬入計画、保守契約の提案までを担います。これにより、開業時に機器が最適な状態で稼働できるよう、調整とサポートを行います。
電子カルテやレセコン、予約・精算システムは、診療スピードの向上や会計待ち時間の短縮など、業務効率化と患者満足度の向上に直結します。これらはほかの機器やシステムと連動して動作するため、導入計画は内装設計と同時進行で進めることが重要です。
ITベンダーは、要件定義や配線設計、データ移行に加え、スタッフ研修までを一貫して支援します。これにより、開業初日からシステムを安定稼働させる体制を整えます。
開業準備では、スケジュールや手続き、設備導入などで多くの疑問が生じます。ここでは、準備期間中によく寄せられる質問と、その回答をまとめました。事前に全体像を把握しておくことで、工程の遅れや想定外の出費を防ぎ、スムーズに開業日を迎えられるでしょう。
標準的な準備期間は開業予定日の14か月前後です。手続きを圧縮した場合でも12か月は見ておかないと、工程が詰まりやすくなります。(※居抜きの場合は10か月でも可能)
特に、融資審査や機器の納期、内装工事の遅れが発生すると、一気にスケジュールが後ろ倒しになるため注意が必要です。
設計確定まで1~2か月、着工後は1~3か月が目安です(規模や構造によって変動)。保健所による修正やレイアウト変更が入ると、さらに数週間~1か月程度延びる可能性があります。
本格的な広告活動は開業の1~3か月前が一般的です。ただし、ドメイン取得・写真撮影・原稿作成などは3~4か月前には着手しておきましょう。内覧会告知やチラシ配布も同時期に計画しておくと効果的です。
電子カルテの選定から稼働テストまでには最低4~6か月を確保したいところです。配線設計やスタッフ研修とも連動するため、内装設計段階からベンダーと調整を始めることが望ましいです。
診療所開設届(保健所)や保険医療機関指定申請(地方厚生局)は院長が提出主体です。提出期限を逆算し、必要書類を早めに整えておくことで、提出漏れや不備による遅延を防げます。
クリニック開業は、準備の早さや段取りの正確さが成否を大きく左右します。物件選定や融資交渉、内装工事、採用活動、広告宣伝など、すべての工程は相互に影響し合うため、一つの遅れが全体のスケジュールに波及します。
開業予定日から逆算して行動計画を立て、定期的に進捗を確認することで、想定外のトラブルにも柔軟に対応できます。計画の見える化と外部専門家の活用を組み合わせ、安定した立ち上がりと長期的な経営基盤の確立を目指しましょう。
日本調剤は、物件紹介・診療圏調査・内装や医療機器の専門業者の紹介・集患施策までを無料で一貫サポートします。データに裏付けられた開業計画を組み立てたい、工程遅延や手続き漏れを避けたい先生は、まずはご相談ください。
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